C#

【WPF】Button(ボタン)の使い方を紹介!(Binding・Command)

パソコンやスマホでWebサイトやアプリを閲覧・操作する際に必ず存在するのが「ボタン」です。

この無くてはならないボタンを「C#のWPFでどうやって使うのか」をこの記事ではまとめています。

この記事に記載しているのは基礎的な内容を紹介しています。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

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画面作成で使う「コントロール」一覧
(種類別に紹介)

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Button(ボタン)とは?

Button(ボタン)とは、アプリケーションの画面上に表示される四角形をしたスイッチのことです。

このスイッチを押すと、イベントが発生して何らかのアクションを起こすことができます。

名無し君
名無し君
立体感のあるグラフィックで表現されており、ユーザーがボタンを押したことが直観的に分かるようなデザインになっています。

C#のWPFでは標準搭載されているコントロールです。

デザイナーのツールボックスから「Button」を選択することで簡単に画面へ追加することが可能です。

このボタンを使ったWPFのサンプルを具体的に確認してみましょう。

 

Buttonの使い方を紹介

まずはアプリケーションの画面に「Button」を追加しましょう。

Buttonを追加する方法は2通りあります。

  1. ツールボックスを展開してウィンドウの中にドラッグ&ドロップして配置する。
  2. XAMLコードに直接記述して配置する。

ここでは②の方法で追加をします。

Buttonを画面に表示する

ウィンドウにボタンを表示するには、<Button/>をXAMLに記述します。

簡単な例をまず紹介します。

<Window
    x:Class="Sample.MainWindow"
    xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
    xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
    xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008"
    xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006"
    Title="MainWindow"
    Width="300"
    Height="100"
    mc:Ignorable="d">
    <DockPanel Margin="15">
        <Button Content="ボタン"/>
    </DockPanel>
</Window>

このコードを実行した画面は次の通りです。

ボタンのテキストを表示する場合は、Contentプロパティに表示したい文字列を入力します。

プロパティ名内容
ContentContentControl のコンテンツを取得または設定します。文字列以外にオブジェクトを設定することができます。

 

Contentプロパティにテキストを改行して表示する

XAMLコードで改行を表示したい場合は、特殊文字列の「&#xa;」を使用します。

WPFはWindowsフォームと同じように(改行をしたい所にカーソルを合わせてEnterキーを押す)改行することはできません。

Windowsフォームを使っていた方は不便に感じるかもしれませんが、特殊文字列を使用して改行をしましょう。

<Window
    x:Class="Sample.MainWindow"
    xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
    xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
    xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008"
    xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006"
    Title="MainWindow"
    Width="300"
    Height="100"
    mc:Ignorable="d">
    <DockPanel Margin="15">
        <Button Content="ボタン&#xa;ここから改行をしています"/>
    </DockPanel>
</Window>

このコードを実行した画面は次の通りです。

 

Buttonに画像を表示する

ツールバーなどではボタンの幅を確保できないので、ボタンにアイコンを表示します。

ユーザーがそのアイコンを見ただけで、どんな機能があるのか予想ができるようにしています。

アイコンを表示するには、Buttonの子要素としてImageクラスを記述することでアイコン(画像)付きのボタンが作成できます。

名無し君
名無し君
事前準備としてResourcesにボタンに表示する画像を登録しておきましょう。
<Window
    x:Class="Sample.MainWindow"
    xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
    xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
    xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008"
    xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006"
    Title="MainWindow"
    Width="300"
    Height="100"
    mc:Ignorable="d">
    <Grid Margin="15">
        <Button>
            <Image Source="Icons/Camera.png" />
        </Button>
    </Grid>
</Window>

このコードを実行した画面は次の通りです。

 

Buttonに画像と文字列を表示する

今度は画像のみではなく、画像と文字列を両方表示する方法です。

ButtonのContentエリアの中に、StackPanelを設置して、ImageクラスとTextBlockクラスを子要素として追加してあげます。

名無し君
名無し君
ButtonのContentは1つしかオブジェクトを追加できません。そのためStackPanelにImageとTextBlockを追加して1つのオブジェクトにします。
<Window
    x:Class="Sample.MainWindow"
    xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
    xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
    xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008"
    xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006"
    Title="MainWindow"
    Width="300"
    Height="100"
    mc:Ignorable="d">
    <Grid Margin="15">
        <Button>
            <StackPanel Orientation="Horizontal">
                <Image Source="Icons/Camera.png" />
                <TextBlock
                    Margin="10,0,0,0"
                    VerticalAlignment="Center"
                    FontSize="16"
                    Text="撮影する" />
            </StackPanel>
        </Button>
    </Grid>
</Window>

このコードを実行した画面は次の通りです。

 

クリックイベントを設定する

ボタンをクリックしてイベントが発生するように設定をしましょう。上記で説明した設定では、クリックしても何も起きない状態です。

簡単なサンプルとして、ボタンをクリックしたらメッセージボックスが表示されるように実装をします。

Buttonタグの中に「Cllick」と入力して、新しいイベントハンドラーを作成します。

<Window
    x:Class="Sample.MainWindow"
    xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
    xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
    xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008"
    xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006"
    Title="MainWindow"
    Width="300"
    Height="100"
    mc:Ignorable="d">
    <Grid Margin="15">
        <Button Tag="撮影するボタン" Click="btn_Click">
            <StackPanel Orientation="Horizontal">
                <Image Source="Icons/Camera.png" />
                <TextBlock
                    Margin="10,0,0,0"
                    VerticalAlignment="Center"
                    FontSize="16"
                    Text="撮影する" />
            </StackPanel>
        </Button>
    </Grid>
</Window>

コードビハインド側には、ボタンのイベントである「btn_Click」が生成されているので、ここに処理を記述します。

どのボタンが押されたか(1つしかありませんが)をメッセージボックスに表示します。

using System.Windows;
using System.Windows.Controls;

namespace Sample
{
    public partial class MainWindow : Window
    {
        public MainWindow()
        {
            InitializeComponent();
        }

        private void btn_Click(object sender, RoutedEventArgs e)
        {
            var button = sender as Button;
            MessageBox.Show($"{button.Tag}がクリックされました。");
        }
    }
}

このコードを実行した画面は次の通りです。

 

Commandで処理をする

WPFではアプリケーションプログラムが頻繁に遭遇する一般的な処理をコマンドとして定義します。

コマンドは自分で定義するか、よく利用される処理はあらかじめApplicationCommandsというクラスに定義されています。

名無し君
名無し君
ApplicationCommandsに登録されているCommandを使用するには条件があり、MenuItemやToolBarに配置されたボタンなどに限られます。

上記の条件を満たせば、「コピー」や「ペースト」、「貼り付け」などの機能が実行されます。

代表的なCommandが以下にになります。(参考:サイト

Command内容
Copy選択項目をクリップボードにコピーします。
Cut選択範囲をクリップボードに切り取りします。
Paste選択項目をクリップボードに貼り付けます。
Redo最後の操作をやり直します。
Undo最後の操作を元に戻します。
Openファイルを開きます。
Closeファイルを閉じます。
Print現在の項目を出力します。
Save現在の項目を保存します。
<Window
    x:Class="Sample.MainWindow"
    xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
    xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
    xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008"
    xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006"
    Title="MainWindow"
    Width="300"
    Height="200"
    mc:Ignorable="d">
    <Grid>
        <Grid.RowDefinitions>
            <RowDefinition Height="*" />
            <RowDefinition Height="3*" />
        </Grid.RowDefinitions>
        <ToolBar Grid.Row="0">
            <Button Command="ApplicationCommands.Copy" ToolTip="コピー">
                <Image Source="Icons/Copy.png" />
            </Button>
            <Separator/>
            <Button Command="ApplicationCommands.Paste" ToolTip="ペースト">
                <Image Source="Icons/Paste.png" />
            </Button>
        </ToolBar>
        <TextBox Grid.Row="1" FontSize="14" Margin="5" AcceptsReturn="True" TextWrapping="Wrap"/>
    </Grid>
</Window>

このコードを実行した画面は次の通りです。

このようにToolBar内のボタンをクリックすると、コマンドの処理が実行されます。

 

ButtonのContentをバインドする

WPFでは「MVVM」という概念の元にプロジェクトの開発を行います。このMVVMとは、Model(データやそれを加工するロジックを行う部分)View(データを適した形で表示して入力を受け付けるUIの部分)ViewModel(ModelとViewの双方の受け渡しを行う部分)の3つに分けて設計と実装をするということです。

名無し君
名無し君
Model、View、ViewModelに役割分担することで、保守性や生産性がよくなるメリットがあります。

ここでは、ButtonのContentプロパティにNameプロパティをバインドします。

NameプロパティはViewModelクラスに記述します。

 

Viewの記述

まずは、これまで紹介したサンプルと同じようにXAMLコードにButtonタグを追加します。今までと異なる点は、ContentプロパティにViewModelのNameプロパティをバインドしている点です。

<Window
    x:Class="Sample.MainWindow"
    xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
    xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
    xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008"
    xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006"
    Title="MainWindow"
    Width="300"
    Height="180"
    mc:Ignorable="d">
    <Grid>
        <Grid.RowDefinitions>
            <RowDefinition Height="*" />
            <RowDefinition Height="2*" />
        </Grid.RowDefinitions>
        <Button Content="{Binding Name}" Margin="5"/>
        <TextBox
            Grid.Row="1"
            Margin="5"
            AcceptsReturn="True"
            FontSize="14"
       Text="{Binding Name}"
            TextWrapping="Wrap" />
    </Grid>
</Window>

 

ViewModelの記述

続いて、プロジェクトにcsファイルを新規作成して、ViewModelというクラスを作成します。

ViewModelからViewへバインドで同期するには、ViewModelとなるオブジェクトがINotifyPropertyChangedを実装してプロパティが変更通知を実装している必要があります。

ViewModelにはINotifyPropertyChangedを継承して、インターフェースと変更通知の実装をしておきましょう。

using System.ComponentModel;
using System.Runtime.CompilerServices;

namespace Sample
{
    public class ViewModel : INotifyPropertyChanged
    {
        // INotifyPropertyChangedインターフェースの実装
        public event PropertyChangedEventHandler PropertyChanged;

        public void RaisePropertyChanged([CallerMemberName] string propertyName = null)
            => PropertyChanged?.Invoke(this, new PropertyChangedEventArgs(propertyName));

        //名前プロパティ
        private string _Name;
        public string Message
        {
            get { return _Name; }
            set { if (_Name != value) { _Name = value; RaisePropertyChanged(); } }
        }
    }
}

 

Modelの記述

最後にViewとViewModelを同期させるために、Model(Window.xaml.cs)側でDataContextプロパティにViewModelのインスタンスをセットします。

using System.Windows;

namespace Sample
{
    public partial class MainWindow : Window
    {
        ViewModel viewModel = new ViewModel();

        public MainWindow()
        {
            InitializeComponent();

            //データコンテンツにViewModelを設定
            DataContext = viewModel;
        }
    }
}

 

ViewとModelの受け渡しをするViewModelが機能していることを確認する為に、TextBoxに入力した値がButtonに表示されることをチェックします。

アプリケーションを起動して動作確認をしてみましょう。

Buttonはプロパティの値が変更された直後に変更されることはありません。

Buttonに対してアクション(クリックなど)を行った時にプロパティの値を取得して、ボタンに表示する文字列が更新されます。

これはTextBoxにバインドされたプロパティの更新は、TextBoxのフォーカスを失って初めて更新されるからです。(参考サイト:更新タイミングを制御する

プロパティを更新するタイミングを変更すれば解決します。バインディングの Mode プロパティを「TwoWay」、 UpdateSourceTrigger プロパティを「PropertyChanged」に設定を変更します。

<Window
    x:Class="Sample.MainWindow"
    xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
    xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
    xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008"
    xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006"
    Title="MainWindow"
    Width="300"
    Height="180"
    mc:Ignorable="d">
    <Grid>
        <Grid.RowDefinitions>
            <RowDefinition Height="*" />
            <RowDefinition Height="2*" />
        </Grid.RowDefinitions>
        <Button Margin="5" Content="{Binding Name}" />
        <TextBox
            Grid.Row="1"
            Margin="5"
            AcceptsReturn="True"
            FontSize="14"
            Text="{Binding Name, Mode=TwoWay, UpdateSourceTrigger=PropertyChanged}"
            TextWrapping="Wrap" />
    </Grid>
</Window>

修正したアプリケーションを起動して動作確認をしてみましょう。

このようにTextBoxのTextプロパティが更新される度に、ButtonのContentプロパティも更新されるようになりました。

 

まとめ

この記事では、Buttonの使い方についてまとめてご紹介しました。

Contentプロパティは「文字列」だけでなく、StackPanelと組み合わせることで「画像+文字列」を表示することができます。

また、Contentをバインドさせるといった方法もあるので、まずは使用頻度が最も高いButtonの使い方を抑えて、他のコントロールを扱えるようになりましょう。

 

以上、最後まで読んで頂きありがとうございます。

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